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140字じゃものたりない!

本当に山盛りのご飯

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「山盛りのご飯」という表現がある。

しかし山のように盛って山盛り~!って、形だけじゃないか。
白いし綺麗すぎるし三角だし裸山だし、山を舐めすぎだ(?)


山に見えるようにご飯を盛ったり飾ったりしました。

 

 

 

・米を炊く

何はともあれ米を炊く。
山の地面、山肌は茶色なので醤油、みりん、酒を投入し、茶色く炊いてゆく。
(みりんと酒は色に関係ありませんが後でおいしく食べるためです)

 

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△炊けました

 

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△焦げたら焦げたでグラデーションっぽくなるはず

 

 


・盛る

山のように盛る。
ここでマンガみたいに鋭角に盛るから急にコミカルな感じになってしまうのだ。

申し訳程度、実物と見比べて盛る。

 

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△いい大きさで山が見える場所探しに今回一番時間がかかった


山は意外と鈍角だ。全部合わせると平坦になってしまったので、山頂付近の角度を揃える。

この後写真左手の奥から車がやってきて、ものすごい不審そうな目で僕を見ていった。気持ちは分かる。

 


・木を買う

山(ご飯のことです)の縮尺から言って、木がでかいのはいけない。

茶碗に盛ったご飯に対して、木っぽくなる縮尺のものは何か。

 

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△いろいろ物色した結果、(品切れ気味ですが)

 

 

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△これでは?


パセリである。

 

 

 

・植樹

ご飯にパセリを植樹してゆく。

 

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パラレルワールドの生け花


米と米の間はスキマだらけなので問題なく刺さる。
刺さらないなら刺さらないで掘ればいいので簡単だ。
景気よくどんどん刺していく。




さて、刺していく中でいくつか気づいた事があるので共有したい。
いわば「ご飯にパセリを突き刺す上であなたが意識すべきたった3つのこと」である。

 

①ご飯は冷ます
 暖かいご飯は掘りやすく刺さりやすいが、暖かいままだと茎が萎びて葉が立たない。
 早くパセリを刺したい気持ちをぐっとこらえて、ご飯は中まで(食品として問題のない程度に)しっかり冷まそう。

 


②茎は長めに切る
 パセリは先程の写真のようにだいたい束で売ってるので、必要な長さにカットする必要がある。
 山に対しての木であるので茎の部分は本当に短くていいが、ここはわざとちょっと長めに切ろう。
 その方が刺しやすく安定するし、長い分は埋めてしまえばいいのだ。

 


③木の長さに段を付ける
 植えていく際、木の長さにあえて違いをつけよう。
 これによって、グッと立体感とジオラマ感が増す。

 

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△段がない場合

 

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△段をつけた場合

やってる時はものすごい重要事項に思えたが、何か写真で見たら大差ない気がしてきた。 

 


以上、パセリをご飯に突き刺すことがあれば是非役に立てて頂きたい。

 

 

 

・完成

さてそんな小技も駆使しつつ、お茶碗サイズの山が出来上がった。

 

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△モサァ

 

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△リアル山と重ねても違和感がない

 


一晩経ったらなんだかボリュームが減ってしまったため、急遽違う山に合わせてみたがご了承頂きたい。


茶色い山肌、生い茂る木、そんなに急じゃない傾斜、まさに山である。
山であるように見える。

 

…見えますよね?

 

 

 

・次は鬼盛りだ

山盛りのご飯は、思ったより山っぽくなった。
言葉狩りシリーズ(今つけた)として、次はいつか鬼盛りのご飯も作りたいと思った。

 

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△色味だけはいい